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皮膚病治療・アレルギー検査
皮膚病について

おうちの中でひっきりなしに痒がっている犬猫を見るのは気になるものです。

 

犬猫たちの皮膚病は単純に時間経過でみていけば良くなるものから、

シャンプーあるいは内服薬・外用薬などを飲ませないといけない症例、

さらには一生つきわないといけないこともあります。

 

人と同じように、皮膚病が慢性化する(経過が長くなる)要因としては、

食物や環境中のアレルギーが関与していると言われています。

人間同様に、犬猫たちのなかにもアレルギーの子たちが増えています。

犬猫では食物アレルギーが関与している皮膚疾患では、

ごはんを少しかえただけでも状態がかなり改善されるケースもあります。

また、ここ数年で、アレルギー検査も人同様の検査が行われるようになり、

痒みの診断に役立っています。

 

ただ、犬アトピー性皮膚炎の多くは、食事療法だけでなく、定期的なシャンプー療法が必要となり、

飼い主様が無理せず、上手につきあわなければいけません。

また、精神的要因で飼い主様の気を引きたいがため、体をかく犬もいます。

飼い主様を悩ませる「痒みについての相談やシャンプー・ごはんについての相談を常時しておりますので、一度病院へおこし下さい。

当院の皮膚病治療について

​アレルギー検査

除去食試験

犬の皮膚に関係するアレルギー疾患として、犬では「食物アレルギー」、「犬アトピー性皮膚炎」、「併発型」があります。犬のアレルギーも人同様にⅠ型~Ⅳ型の4つのパターンでおこるとされ、犬の食物アレルギーはⅠ型およびⅣ型アレルギー、犬アトピー性皮膚炎ではⅠ型アレルギーの関与が報告されています。Ⅰ型アレルギーはIgE抗体検査、Ⅳ型​アレルギーはリンパ球反応検査によってそれぞれ診断していきます。

薬浴

アレルギー検査はいわゆるアレルギーを数値化して捉えやすくしたものです。それに対して、除去食試験はからだの生の反応をみていきます。低アレルゲンフードやアミノ酸食などを一定期間与えることで、皮膚の反応をみていきます。ただし、ここで問題となるのが、ドッグフードや療法食における表記外のアレルゲンの混入です。人の食品ではアレルギー表示は法律で定められており、厳格な基準がありますが、ドッグフードはそうではありません。グレインフリーをうたうフードにおいても微量のアレルゲンの混入が認められました。当院では、独自で実施したアレルゲン混入の検査結果に基づき、除去食試験に用いるフードを提案しております。また、要望があれば、手作りごはんを用いた除去食試験レシピを作成しております。

犬アトピー性皮膚炎や脂漏症の犬では、「温浴」+「薬用シャンプー」+「保湿剤」の組み合わせを週1回程度つづけることで、目にみえて良くなるケースもあります。院内で何度かシャンプーをさせて頂き、その子にあった組み合わせを提案していきます。また、反応のよい組み合わせが分かれば、おうちで実践してもらうことも可能です。

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